Monthly archives: 5月 2015

星占いのおもしろさ

星占いは、自分の星座が今日はどんな運勢だったかを知るだけでも、もちろん面白いですが、本当の面白さは一体なんでしょうか。本格的にホロスコープを作成できるようになり、身近な人まで占いをすることができるようになることでしょうか。それとも、ホロスコープを作成して、漫画や小説を書くことでしょうか。中には、キャラごとにホロスコープを作成して、緻密にストーリーを作り上げている作家さんもいます。ファンブックなどで公表している人もいますが、密かに組み立てている作家さんもいます。これらは占いを頼りにしているというよりは、占いの手法を使用して、性格やキャラつくりに役立てているという感じですね。占いを通して知ることは、よりよい人生をいかにして送るか、ということです。目的は人それぞれ変わってきて当然ですが、幸福になる事が目的であり、必須義務なのはうなずけませんか?

義務という表現方法をとったのは、人は誰でもみな幸福にならなければ、誰ひとり、真の幸福ではないということです。これは、人それぞれの哲学になりますし、信条の部分で差異は出るでしょう。国や育ち方が出るだけで、人の考え方は大きく変わります。ですが、永久的な真理といいましょうか。幸福を感じてる人が多ければ多いほど、人は幸せになることができます。自分だけがいいという考え方も存在しているでしょう。それもひとつの考え方なので、否定はしません。ですが、その考え方は最終的には身を滅ぼします。無人島で、自給自足で一人きりで生きていても同じことです。残念なことに、この地球上ではすべてが作用しあって生きている仕組みのようですから。

では、すでにその仕組みの上でなりたっているとして、仕組みを知るにはどうしていけばいいでしょう。科学的なアプローチがされたり、非科学的なアプローチもされたとことによって、今、築かれている技術と文化が形成されています。最近、今でもよく耳にするのは、物質文明から精神文明の切り替わりが来ているという、ちょっとオカルトめいた宣伝文句です。誰でも、一度は聞いたことがあると思います。ただ、この言葉の意味することは、けっしてオカルトの意味だけではありません。物質を使うのも、生かすのも殺すのも、結局のところ、人の思想であり、人の考えひとつで決まります。それが、集団と成しているかどうかの話なのです。思想や考え方といった、精神アプローチには、もちろんさまざまな学問が役に立つでしょう。古代から築いてきた英知の占いが、この一助にならないでしょうか。突き詰めて考えていくと、人とは何か、自分とは何か、そしてこれからの未来をどう生きるかという道しるべになります。考え一つで、探求できる占いは奥深く、醍醐味はそういった部分じゃないでしょうか。ゲーム的な意味で楽しむのも、もちろんよいですが、学問的に会得したり、歴史を紐解き、科学と共に発達してきた占いとの付き合い方を、古代の人がどのようにしてきたのかを参考にするのも面白いものですよ。

星占いが教える特別な時間帯~幸運を引き寄せる!

星占いには、特別な時間帯が存在するってご存知ですか?占いをするにはイイ時間とか、そういう特別な時間帯ではなく、星占いには節目と呼ばれるものが存在します。その時間帯は、星座関係なく、誰でも影響を受ける時間帯という意味で、特別な時間帯と呼んでいます。節目はどんな時に起こるのか。星占いでの節目は、惑星の動きがあった時に、起こります。月の満ち欠けも、節目となります。特に、星占いでは太陽よりも、月が重要視されますね。太陰暦のなごりです。

星占いの世界は、天動説の世界です。地球の周りを他の星が回っています。ですが、惑星だけが動いているのではありません。地球自身も自転とと呼ばれる、自分のうごきがあります。惑星はきちんとホロスコープ上で正しく回る事ばかりではありません。ときおり、迷子になったように、逆行する動きを取ることがあります。星は基本的には、12星座を順々に、ホロスコープ上で見ると逆時計まわりに進むんでいます。それが、時々立ち止まり、進路が逆向きになります。このように、しばらく逆行した星は、やがてまた、順行くします。星が逆行する時期、その星がつかさどる物事は、停滞したり、逆向きに流れていくように、そんな動きを見せてくれるのです。

特に体感されるのが水星の逆行ではないでしょうか。1年間に3度ほど、1回につき、1ヶ月ほど、水星は逆行する動きを見せます。水星はコミュニケーションや交通、ビジネスなどをつかさどる星なので、この星が逆行すると、全ての関係が波乱をきたします。具体的に言われているものは、待たされる、返事がこない、やり直しを要求される、体調を崩すなどのことが起こりやすいと言われています。一方、水星の逆行が起きている時期に怒るよいこともあります。それは、旧友との再会や、失せ物の発見など、過去に失敗した事にトライすることができるといった事象が起きやすくなっています。この時は、時間が経てば解決すること、時間が経てば星の動きも変わる為、時間の経過が解決のカギを握っています。このように、星のうごきによって、特別な時間帯が存在しているのです。結局のところ、気を付けて過ごすしかありませんが、星の動きが様々な問題に影響を与えている・・・その思想は、神秘的で感じ入るものがありますね。

特別な時間帯が形成されている時は、むやみやたらと動かない方が吉なのかもしれません。動くのに適切な時期があるかもしれませんし、星からのパワーも貰えていると解釈するのもよいかもしれませんが、例えば、逆行の時にアクションを起こし、変化して安定したとしても、順行になれば、その変化はよくなかったという、逆の意味になりかねません。星が教えてくれる特別の時間帯は、行動の見直しの余裕も与えてくれているのです。

具体的な星の動きを知ることがとても楽しみになりましたね。消極的になる事はありませんが、警戒心をもって事に当たることは、よいことですよ。

星占いは当たるの?的中率は?

星占いは当たるかどうか。的中率が気になったことはありませんか?でも、星占いとは当たるよりも、なんとなく当たっていることが大切になってくるって知っていましたか?ズバリ的中することは、なかなか難しいのです。なんとなく当たり、自分の問題と照らし合わせた時に、的中している。これが大切になります。

昔は、占いのからくりを見せるという特集番組がやっていましたが、結局のところ、占いというのは人生相談に乗るのが大事なので、占い自体の的中率よりは、相談にやってきた相手の話を聞き出す事、解決策を提示することが大切とされている、という内容を紹介していました。占いは、相談者の悩み事や、本人も自覚していない問題を引き出すことが大切になってきます。その問題を浮き彫りにさせ、解決策を提示したり、問題を認識させることで解決に向かわせることが占いの技術であり、占いのもつ力であったりするという話です。

占い師の人は、正式に弟子になったり協会に参加して、勉強を積んでいる方もいらっしゃいます。本物の占い師となると、不思議な能力をもっているため、まず格が違う、と。確かに、能力があり、素晴らしい占い師の方もいらっしゃいます。ですが、中には、営業職に勤めていた人や、心理カウセリングを勤めていた方などもいらっしゃいます。どちらも、人の話をよく聞いたり、対話が得意な方ですね。時々、占い師募集の広告や求人広告が出ることがあるのですが、ご覧になったことはありますか?その条件のところに書かれているものに、営業職経験の方を優遇と書いているものが目に留まると思います。当然のことですが、やはり対面して占いをするからには、人と話すことがある程度は得意じゃないと辛いでしょう。

少し話がずれましたが、占いの的中率は、はっきりいって低いです。当たっている気がするという感覚に相談者を近づけるため、占い師は様々な工夫を施しています。それは、問題解決のための工夫であり、話すことで相談者が悩み事を整理し、認識するのを手助けするためです。占いは、あくまで暦や節目、自然のリズムのようなものを読み取るもの。自然の中で生きている私たちに、大切なことを教えてくれるものでありますが、未来を示す道しるべではありませんので、的中率も低くなります。

的中率の低さの正体がわかっていただけたでしょうか。結局のところ、相談者の詳しい過去や現在の状況がわからなければ、未来は見えないものなのです。いうなれば、占いがなくても、詳しい過去と現在の状況があれば、未来についての憶測を立てることは可能です。それは、どんな占いよりも高い的中率がある、分析結果でしょう。ひとりで作成するよりも、客観的な意見を貰った方が的中率は高くなるので、普段から相談できる人を作っておくとよいでしょう。占いの的中率の低さを恨めしく思うよりも、未来へと何が出来るかを考えていくのが建設的です。そうして、星占いなどのエッセンスを加えれるような視点をもつ、余裕が出来たら素敵です。

星占いで人生の問題が解決できる

星占いで人生の問題が解決できます。人によっては、本当に悩んでいて困っていて、星占いを読んだり、星占いの特集の本を購入して、自分が直面している問題を解決したいと切に願っている人もいらっしゃると思います。そんな時、星占いが自分にあてはらなくて、困ったことはありませんか?星占いで問題の解決の糸口はつかめないのかと、しょんぼり落ち込んでしまう事はありませんか?星占いと一言で言っても、当たる当たらないが出てくるのは当然のことなのです。

星の運行、惑星の位置。それらを読み取ることで、相談者の置かれている状況や、問題を明らかにさせます。もちろんその作業には、相談者から伺う身の上話は欠かせません。占い師の人に見てもらう場合、自分を客観視するのは簡単な作業のようです。人生の問題が解決するのも、早めに解決するように思えます。相手は、プロですので、ホロスコープの作成なども簡単にやってもらえます。ただ、相談といっても、やはりプライバシーのこととなりますので、その辺りは注意したいものです。本当に、その占い師が信用できるのか。これを見抜くためには、かなり勉強したり、その占い師の情報がなくては、難しいです。ただ、その辺りを注意しすぎると、肝心の自分の人生の問題への解決が遅れます。雑誌の星占いをみたりして、きっかけをつかんでみたりするのがよいかもしれません。

さすがにお金の悩みは星占いでも解決はむずかしいですね。そんなときはカードローンの利用をおすすめします。
参考サイト
急な出費の救世主!即日融資OKなキャッシング

悩み相談をすることに、何も抵抗がない人もいます。自分の情報を全て話して、問題解決を図るのは大切なことですが、あまり他人を信用しすぎたり、個人情報保護やプライバシー侵害などの権利の保護が額面上で書かれていたり、掲示されていても、本当に守られているかは、疑問が残ります。運営の会社や、占い師個人が守っていたとしても、何らかの方法で耳にした第3者によって・・・などは、よく聞く話です。悲しいことですが、心理カウンセリングなどの場所でも行われる可能性が高い場所でも起こりうる話でもあります。では、自身の秘密を守り、問題を解決していくためにはどうしたらいいのか。自身を大切に思ってくれる人に相談する、公的な機関などで契約を交わして正式に働いている産業カウセラーやカウンセラーに相談する。もしかしたら、これが一番なのかもしれません。守秘義務があるうえに、もしもプライバシーを話してしまえば、カウンセラーは今後の仕事に差し支えます。クビになってもおかしくない案件です。このようなルールは、民間の占い師にあるかといえば、ないですね。今後の商売のことを考えたり、すでに有名になっている人は別でしょう。中には、名前をコロコロ変えて占い師や心理カウセリングまがいなことをしている悪意を持った人もいるということです。

初めから個人情報や個人の弱みをつけこむために占いや心理カウセリングというものに溶け込んでいる人間もいるということです。その人物を見抜くことは、なかなか難しいものです。わかるには時間がかかることでしょう。その労力をできれば、自身で占いが出来る様になる努力に当てた方が時間の節約かもしれませんね。せちがらい世の中になってると思うかもしれませんが、昔から事例は存在します。警戒心を薄められているのも原因でしょうね。

気軽に星占いを雑誌で読んだり、天気予報と同じぐらいの感覚で楽しむ方がずっとよいかもしれませんね。それでも、人生の問題は解決できますよ。

月の満ち欠けと星占い

星占いでよく移動し、影響を与えているのが月の運行です。そして同時に月の満ち欠けも運勢や人の心理に影響を与えます。月の移動は頻繁に起こります。また月の象徴している意味は、心、感情、クセといった心の奥底に隠してある欲求や表層には出てこない、もっと深部の意味をあらわしているものです。伝統的な星占いの手法としては、男性のホロスコープで月の星座の位置や月に関することを見ると、その男性が伴侶に求める女性とはどんな女性なのかが、浮き彫りになってきます。そう考えられるほど、月は女性を表しています。

女性の生理や、ホルモンのバランスの変化も月の状態であらわされることがあります。これは、新月から満月への変化が30日前後の暦であらわされるのに起因しているためもありますが、人間の身体の中の成分は、ほぼ水を占めています。その水の変化と月の満ち欠けが関係していると考えられている場合もあるほどです。生理に関して、お月様が来たとか、そのような表現方法も存在していますが、決まった周期で来るため、その意味も込めてお月様と呼ばれている場合も多いですね。月の変化は、今では当然と受け止められ、科学的に観測されています。昔は、もっと観測ができなくて、月食や日食が不吉の前兆として扱われていたのは、よく聞く話ですね。その話を元に考えると、月は私たちの生活に大きな影響を与えてきました。

星占いの特別な時間と言われる、多くの人に共通して体験される節目があると考えられていますが、その代表的なタイミングが、新月がおこり、満月になり、また新月へと・・・という月の満ち欠けのサイクルです。古い時代には、世界のあちこちで、太陰暦が用いられました。月の満ち欠けのサイクルは、私たちに節目を与えてくれていたのです。新月は、物事の切り替わりやスタート、満月は物事が一つのピークを迎えて、次の準備段階に入るということを教えてくれています。星占いでも、そういう読みが必要になり、重要になっていきます。また、月の満ち欠けのサイクルは、物事には変化があり、また悩み事も変化していくものだという哲学を教えてくれます。そのため自分が自分が抱えている問題も、いずれは解決するものだということがわかってきます。そもそも、問題が解決しないと思ったり、壁にぶち当たるように感じるのは、閉塞感や物事の進展がない場合によく感じます。永久に解決されず、自分はずっと悩み続けるのかと考え出すと、悪循環の始まりです。

月の満ち欠けを実感したり、目の当たりにすることで、自分の問題も変化していることに気づくことができます。この気づきの部分は、とても大切で、その気づきにもっていくために、星占いの技術があるといっても過言ではありません。月の満ち欠けも星占いには、特別なものを示唆しているのです。
月の満ち欠けを調べ、星の運行をしらべていくと見えてくるものがあります。それが、あなたの問題の解決へと導いてくれる道しるべであるように、祈っていますよ

星占いで知る運命の人との出会い

意外に思われるかもしれませんが、星占いの方法は細分化されています。ホロスコープを見れば、すべてわかるわけではありません。星占いにも方法があります。雑誌に載っている12星座の占いを出す方法は、ソーラーハウスシステムという手法を使用しています。簡単に言うと、ホロスコープ上の第一ハウスに入る太陽の位置で、今月の運勢や今日の運勢などを割り出しています。出生時間まで割り出さなくても、割り出すことができるこの占い方法は大変便利です。ただ、正確かと言われると、正確ではなく、科学的手法ではないので、星占いが黒魔術的な扱いを受けるのは仕方がないかもしれません。

運命の人、必ず出会うことができる伴侶と出会うのはいつか?何歳ごろに出会うことができるか、誰といつごろ出会うことができるか?結婚するのはいつか、といった時間に関係する占いは、ブログレスという手法を用いて占うことができます。ブログレスの手法でも、まずホロスコープが基準になります。地球は、1日に1回自転することによって、1日の変化をもたらしています。黄道を1日でぐるっとまわります。黄道十二宮という単語を聞いたことはありませんか?この黄道を1日でぐるっとまわる、この1日を一年と見立てて、進行図を作成します。生まれた時の出生図と、出生図から割り出した進行図を見比べて、一年で何が起きるのかを見ます。たとえば、愛をつかさどる星は金星です。同時に子供を暗示する星も金星となります。したがって、出生図と進行図の金星が重なる部分を探します。そういう具合に、何歳ごろに出会うのかという占いができるのです。方法を聞いてしまうと、簡単に聞こえるかもしれませんが、占いの様々な知識がないと、占いを読み間違えることもあります。そういうことがないように、自分で占う場合は、勉強を重ねなくてはいけません。プロの人に鑑定を頼むのも手でしょう。この場合、WEB鑑定でも見てもらう事ができますので、手軽に頼んでみるのもよいでしょう。

相性占いの場合は、シナストリー、コンポジットといった、星座同士に関係する角度や関係性を見る解釈を行います。単に星座同士の相性や、星座の性質を照らし合わせた関係性のみに重視した相性ならば、読み取る方法を使えば、簡単に算出することができます。では、実際の人物と出会っている縁という考え方は、どうなってしまうのでしょうか。人同士が出会うには、必ず意味があります。運命といってもよいでしょう。その運命や縁を単に星座同士で示された角度から語るには、言葉が足りません。ホロスコープ同士が語る解釈を読み取ることが肝要です。

こまった時に占う、おみくじ的な占い方法も存在します。ホラリーチャートを作成し質問の答えを探るものです。この手法をホラリーといいます。星占いだとおみくじのように、はい、いいえのみで答えることは難しく感じるかもしれませんが、ちゃんと手法があるのです。質問を受けた瞬間のホロスコープを作成して、答えを導きだします。また日柄を選ぶ、エレクショナルという方法も存在しています。このように星占いは、毎日の運勢や毎月の運勢だけではなく、ホロスコープや時間の算出方法を変えることによって、さまざまな問題に対応し、占うことができます。興味深いですね。

世界情勢が星占いでわかる?!

世界情勢を星占いで見ることができます。細かいリーディングは、太陽の動きだけではなく、他の惑星の動きを見て、読まなくてはいけませんが、天体の星の動きを見て、政治決断をしてきた人もいるほどです。占い師の役割は、政治家の政治決断の相談に乗るのが前提ですが、星の暦を読み、時流を読むのも生業でした。日を選ぶ行為は、日本だけでなく外国も行っています。今では、国によっては占いは宗教行為となるので、採用している要人は少ないかもしれませんが、昔は今ほどの科学の発達はありませんでした。

ヨーロッパで占いが流行したのは、12世紀のルネサンスが始まった時期に該当します。アストロラーペなどのプトレマイオスの占星術書や星の方位をよむ道具が持ち込まれたのを機に再び栄えることになりました。しかし、前述したように、占いは宗教行為に該当する場合があります。キリスト教がまさに否定されています。そういった背景もあり、星占い、つまり占星術は、神学者の間で論争が起きました。占星術が当たることを認めつつ、「悪魔が予言している」と解釈が行われたり、星は人間の自然の部分には作用するけれど、神のものである魂には作用しないと言った解釈もされました。動物は、魂をもたないので、星のままに動くといった考え方でした。多神論に近づいたり、精霊の働きを考える占星術は魔術の一環として見られたり、吉凶や政治の動向を見る占星術は強く否定され、占い師が火刑に処されることも起きました。占星術の浸透には、そんな時代背景やお国事情も存在しているのです。その一方で、人間の体質や病気と星を結び付ける「占星医学」は重視され、大学や研究機関といった、公の場で発展し続けました。その発展の名残にインフルエンザがあります。星の影響で伝染病が起こる、という考えを語源としているのですね。インフルエンザはラテン語で、「影響」を指すのです。

占星医学は発達し、一方では占星術は虐げられてきました。のちに、キリスト協会も占星術自体は、異端としつつも、その星の象徴や思想などは借用していっています。イングランド女王エリザベス1世が良い例ですね。歴史の授業などでも習ったと思いますが、彼女は処女王として有名です。誕生日がちょうど星座の乙女座にあたるため、この乙女座を象徴している女神アストレイアのイメージを女王と重ね合わせることによって、民衆によいイメージを抱かせるイメージ戦略が行われていたんですね。

同時にエリザベス1世は、熱心な西洋占星術の信奉者でした。即位の日時を選定し、スペインとの決戦であるアルマダの海戦ではエリザベス1世の星の位置に対して月が凶を示す角度を作っている間は、開戦を故意に遅らせたという説がありますね。このおかげなのかなんなのか、見事打ち破ることができました。この時代から急速に占星術は発展していきます。イギリスでは占星術が流行したりしているのかもしれませんね。

星占いの歴史が知りたいな!

星占いの歴史は、西洋と東洋では大きく異なります。また、国によっては星占い自体が異教とされ、取り扱っていない国も存在しています。暦と共に発展してきた星占い。大まかな歴史をたどることで、人々がどのように星占いと接してきたのかを知ってみましょう。

占いは、そもそもいつ始まったものなのでしょうか。古代の人が星占いをただ、占いとして取り扱っていたのではなく、暦として扱ってきたという話はよく聞きますね。では、「予言や予測としての占い」はいつから始まったのでしょうか。そもそもその歴史を紐解くには、考え方というか、占いの面白さを理解するための世界観を知る必要があります。人が世界を知り、世界の物の形を捉える時の方法は、象徴という考え方や、類似のネットワークを知ることに喜びを見出し、理解していきます。形が似ていたり、期間が一致する事、タイミングが噛み合ったりするときに、無意識のうちに繋がりを見出します。類似しているものや、接しているものをネットワーク化して意味づけし、世界の解釈をします。似ている物は、同じ世界で、同じ力をもっている。これが、人間の原初的世界観の大前提になります。

この考え方は、星座占いにおいての、惑星と神様の役目について顕著に表れていると思います。月は、女性を表し、人の内面や表層意識には上がってこない、深層心理の部分に影響を表すものとされています。月と女性は似ている、月と女性は似ているので同じ力をもっているという思考ロジックは、まさに「象徴」の思考です。世界を似ている物どうしに分類し、この分類によって、世界の秩序をくみ取ったのです。少なくとも現代社会では単に似ているからというだけで、同じカテゴリに分類するのは、子供じみている。だが、類似に感動するのは変わらないのも事実。星占いは、人の心が潜在的に持っている類似の認識から発生しているわけです。極端に語ると、人間の心が世界を捉える方法そのものである、と言っているようなものなんですね。この考え方は、何も星占いだけではありません。手相占いや、色々な占いにも当てはまる認識です。

占いは吉兆、予兆、予言、未来を知る道具と考えると、古代バビロニアで誕生しました。占星術は天文学の発達に伴って誕生しています。そこからギリシア、エジプトにわたり、紀元前4世紀から紀元直後までのヘレニズム文化の中で発展していきました。その後、時代の流れと学問の発達と共に、発展や衰退などを繰り返し、バビロニアで生まれたのにも関わらず、西洋占星術と呼ばれています。世界的にはホロスコープ占星術という呼び方が一般的になっています。

星占いの歴史は、大まかな流れですが、そのような流れになっています。これが、シルクロードを渡り、私たちが住む地域、日本に伝承し、発達していくのはまた、違うお話になりますが、世界的に占星術や太陽暦が広まったのは、事実です。星占いがここまで、日本で浸透し、身近になるとはだれも思ってなかったかもしれません。日本自体が、なんでも受け入れる、なんでも改造し、みんなで楽しむ文化をもっている土壌故の発展なのかもしれませんが、世界的に星占いは流行しているわけではありませんので、そういう認識や考え方を持つことは大切になりますね。歴史を紐解くだけでも、考察できることなので、やっぱり星占いや成り立ちを追求するのは、たとえ浅く軽くでも面白いですね。

星占いは自分でできる?!

星占いは自分でできます。大体の占いは、自分で行うことができるのです。トランプ占いやタロットカード占いといった、カードを使用する占いのように、占いに必要な道具を使用すれば、占いは誰でも行うことができるのです。星占いで必要になる道具は何か?それは、自分の生まれた年と日にちと時間と生まれた場所です。それを元に作成するホロスコープです。とはいえ、今では、インターネット上に簡単に星の位置を割り出してくれるサービスがあります。しかも無料で。これを利用しない手はありません。それでは、自分でやったことにならない?と思うのも当然かと思いますが、大切になるのは割り出したホロスコープよりも、そこから読み取る占星術の方がはるかに大切になるのです。
星占いは、12種類のタイプ分けの占いではありません。太陽系の星々はすべてビーナスやマーキュリーといった神様にたとえられます。この神々が空の国々である12星座を巡り、自分が位置している国の文化でふるまいます。10人の神様がそれぞれの国の個性を発揮し、纏い、繰り広げていく物語が一人の人生の物語なのですね。そう考えると、なんとも壮大な話じゃありませんか。関係性や10人の神様の個性を読み取ることが肝要になってくるのですね。

星は神様で、星座は国。それが星占いの基本となります。では、その星の神様はどんな神様なのでしょう。自分の中に存在する、10人の神様。その特徴を見てみましょう。太陽は、全ての星を支える大黒柱のような役割を果たす星です。その人の基本的な行動パターンや価値観、生き方の原則を教えてくれます。月は、心や子供の頃の様子などを担う星です。月は、母として妻としての自分の姿を現してくれます。太陽神が男で夫であるのに対し、月は女であり、妻である。そんな神話が目に浮かびますね。心の奥底に隠してある欲求も月の担当になります。水星は、コミュニケーションをつかさどる星です。言葉使いや思考回路などもつかさどります。全般的にコミュニケーションに関することが多いので、水星の逆行や巡行に関しては、重きを置かれますね。金星は、愛をつかさどります。相性や縁を考える上で欠かせないものとなります。

火星は、情熱の星であり、意欲の星です。木星は社会的な価値観、経済的な概念をつかさどります。土星は、社会的な意識やストイックな意識をつかさどる星です。では、あと3つ。天王星、海王星、冥王星ですが、これは本来の星占いには含まれていない星なのです。ではこの星たちをどう扱っていくのか。基本的にこれらの星は、人の性格に影響を及ぼすというよりは、動きが比較的ゆっくりなため、世界情勢や時代を占うのに向いている星たちです。木星以降の星々は、星の動きがゆったりしているため、変化が激しい個人の人生よりも、ゆったりと流れる時代を読むことに適しています。こういった星の特性をわかることがたいせつであり、星占いの技術や根幹の考え方となっていきます。星の勉強が大切になってきますね。それでも星占いは自分自身で行うことができます。ぜひ挑戦してください。